チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

サボりたいと思うことがどんどん終わる

今週のお題「サボりたいこと」

今日は高3の息子が遠足。

もちろん私は行かないから、関係ないのだけど、遠足にはお弁当がついてくる。これが問題(笑)

昔からこれが面倒で。。

別に凄い弁当を作ろうと思っているわけではなく、いつもの普通のお弁当。

ただ、いつもより食べやすいように、おにぎりにしたり、おかずもつまみやすいように唐揚げとか卵焼きとかにする。

そのくらいなんだけど。

遠足の日は朝早いからか、いつも面倒だった。

でも、ここ2年ほど、中止だったり、午前中で終わりだったりして、お弁当はいらなかった。

ラッキー!と思っていたが(息子は残念そうだったけど)

今年は正常にやると言う。

あー。面倒。

と、思ったけど。

 

よく考えたら、息子の遠足のお弁当を作るのはこれが最後。。。

 

それを思うと、なんか寂しくなった。

面倒、面倒と思っていたけど。

やりたくない!と思っていたけど。

終わりがあるんもんなんだと、しみじみしてしまった。

 

 

息子が声変わりをし始めたころ。

結構、嬉しくて、面白い!と思っていた。

男兄弟がいなかったせいで、そして中高が女子校だったせいで、男の子の声変わりがどんな風にかわるのか知らなかった。

だから、息子がちょっとずつ声変わりしてくる様子を見るのが面白くて。

でも、完全におじさんの声になったときに。

「え!」と思った。

あの可愛い声がもしかしてもう聞かれないの??

嘘!

バカな私は、声変わりを楽しみながら、何故かまた昔の声に戻るような気がしていた。

もう二度と聞かれないのに、全く考えることなく、進化だけを楽しんでいて。

完全に聞かれなくなったときに、愕然とした。

しばらく落ち込んでいた(笑)

 

やっぱりお別れはキチンとするものだと、思った。

 

だから、今日のお弁当は、私なりに丁寧ろうと思った。

とは言っても、気がついたのが前日の夜だから、もう献立は変えられない。

ちょっと面倒だから、茹で卵にしようかなと思っていたけれど、厚焼き卵を作ることにした。

 

この厚焼き卵は前日の夜に作る。

当日だと、冷ますのに時間がかかって固まらないので、前日がベスト。

 

卵6個、砂糖大さじ6杯の甘〜い厚焼き卵。

卵焼き専用のフライパン(銅製)で作る。

結構大きな厚焼き卵ができるので、卵焼きを丸めるのに力が入って、ちょっと面倒になり、最近全然作っていなかった。

そのせいで。。

卵をフライパンに流し込んだ時点で、

「あれ?どうやって丸めるんだっけ?」

と、やり方を忘れていることに気がついた。

卵をフライパンの前に集めて回すのか、フライパンの向こう側に集めて回すのか。。

どっちだったっけ?

卵はどんどん固まっていく中。

あれ?どっち?と仕方なくフライパン返しで卵回してみた(普通フライパンを振り上げて回す)

グタグタな形になった。

そうそう、フライパンの向こう側に集めてやるんだ!と思い出して、

フライパンを振り上げたら。

卵がフライパンにくっついてしまって、

またグタグタな形に。。。

フライパンに油がキチンとのってないから。。

卵が張り付いた。。。

油をしっかり塗って、何回かやるとやっと丸くなってきた。

でも、もうほとんど終わり。。。

でも、卵はすごい

綺麗とは言えないけど、それなりの卵焼きができた。

 

他のおかずは、当日の朝に、手軽に食べられるように考えてお弁当を作った。

 

最初の遠足のお弁当は、確か息子2歳の時の保育園のお弁当。両親もくっついての、園児より大人が多いという大イベントで、初めてのお弁当作りに何週間も前からなやんだっけ。

あの時も、本当に嫌だと思った。これから果てしなく続くんだと思うと、悲しくなっていた。

 

 

でも、終わりがきた。

息子のリュックに最後の遠足弁当をいれた。

もちろん、息子はそんな思いは全然わかってない。でも、私的に、面倒だった遠足のお弁当とのお別れセレモニーはやったつもり。

 

ちょっと満足だった。

 

考えて見ると高3というのは、かなりの分岐点。

今まで当たり前にやっていたことが、これで終わりになる。

今年は、そんな「最後」が多いだろうから、楽しかったことも、面倒だったことも丁寧にやってお別れしようと思う。