ウクライナの内部事情として。。
ウクライナも一致団結している訳ではなく
ウクライナ東部(ロシアに近い)はロシア語を話す住民が多く暮らしていて、ロシアとは歴史的なつながりが深い地域。つまり、親ロシア派が多い
一方で、ウクライナ西部は、ヨーロッパと隣接していて、親欧米派が多いらしく。
つまり同じ国でも東西は分断されている状況となっています。
親ロシア派にも過激な武装勢力がいるらしく、親ロシア派武装勢力とウクライナ国軍がこの8年ずっと争ってきて、ロシアは、親ロシア武装勢力を後押ししてきて。
だから
2014年のクリミア併合
も、
2015年のミンスク同意
も、親ロシア派が多い地域にロシアが入り込んで行ったらしい。
仲間(?)が多いところに入りこんで行ったから、あっという間に鎮圧できたっていう感じ?
歴史に戻ります。
ヤヌコビッチ大統領がロシアに亡命して、
2014年に親欧米派の大統領が誕生します。
第5代大統領 2014-2019
新欧米派
でも、これをきっかけにロシアがより強く介入してきます。
2014年「クリミア併合」
クリミア地方は、もともとロシア住民が多い地域で、
親ロシア派も多いらしい。
親欧米派の政権に異議をとなえた親ロシア派と親政権派が対立。
そこにロシアが入ってきて、訳もわからない状態でクリミア共和国を宣言。
政権を支持していた首相も解任して、親ロシア派の首相が誕生した。
ウクライナも欧米も反発したが
ウクライナの独立とロシアへの併合は住民投票で決めると、宣言し、実施。
9割以上が賛成したとして、ウクライナから独立、ロシアへの併合を決めた。
この選挙。かなりの不正があったとか。
有権者より多い投票とか。。
実際は50-60%が賛成だったとか。。
どちらにせよ、ロシアへの併合に賛成の多い地域らしい💦
クリミアをきっかけに
今度は親ロシア派が東を狙った。
ルガンスク、ドネツクで親ロシア派勢力が武装蜂起をして、自治区「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」を作る。
FNNオンラインより
この争いが、なかなか停戦に漕ぎ着けなくて、
親ロシア派が間違えて民間機(マレーシア航空)を撃墜すること事件まで起こり。。
国際的な調停(ロシア、ウクライナ、ドイツ、フランスの首脳会談で)でやっと停戦した。
この調停の結果が「ミンスク同意」です。
2015年「ミンスク同意」
大規模な戦闘は収まったのは良いのだけど。。
ウクライナの所領だけど、ドネツクとルガンスクの自治を認める。
と言う条項があり。
結局ロシアの支配になるじゃないかとウクライナがかなり不満を持っていて。
大きな戦いは収まったものの、争いは止まず
8年間ずっと争いは続いています。
全く知りませんでした
この東ウクライナの戦いで14000人が犠牲になったとか。。
ポロシェンコ大統領は、大統領選挙で敗れ、
一期だけで退陣します。
そして、勝ったのが今の大統領。
ゼレンスキー大統領です。
明日に続く(明日で終わります)