チェロとお昼寝

趣味のチェロとか とにかくもろもろ。アラ還主婦のつぶやき

演奏家と筋肉

先週のチェロのレッスンで話題になったことなんですけど。

演奏家の筋肉について。。

時々ですが、演奏家の方のインタビューから「筋肉」という言葉を聞くことがあります。

何でもそうなんでしょうけど。体力は大事です。演奏家も、長時間集中して弾きこなす体力ないとやっていかれません。
あと、大きな音を自由に出せるパワーもないとダメ。

それもあって、筋肉作りは大事なんですけど。
何処の筋肉を鍛えればよいのかっていう理論的なことって、まとまってないらしいです。
スポーツの世界はトレーナーとか色んな専門家がついているし、お金にもなるから物凄く詳しく研究されてるんでしょうが。
クラシックの世界は、個人個人がそれぞれの思いでやってるだけで、「学問」としては全く成り立ってないみたいなんです。

現に、世界的チェリストのヨーヨーマーなんて何回も腰の手術してて。
でもあの弾き方見てると、そりゃ壊すわと思うけど誰も(多分ね)言えないし、解決策を示す人がいないから、そのまま。

ただ、先生のお話では、ピアノとかバイオリンとかの世界は、まだチェロより進んでいるんだそうです。

確かにバイオリニストとかピアニストから筋肉についての話がインタビューでよく出てきます。

それに、女性バイオリニストの方が背中の開いたドレスを着ると凄い筋肉の方がいます。アンネゾフィームターさんとか千住真理子さんとか高嶋ちさ子さんとか。。
並じゃない筋肉ついてます。
弾きこなしてついた筋肉もあるかもしれないけど、やっぱり鍛えてるんだと思います。
皆さまストラディバリをお持ちですが、そんな凄い楽器を弾きこなす方々は、相当トレーニングしなくちゃダメなんでしょうねぇ。

この前のショパンコンクールで、4位になった小林愛美ちゃん。素晴らしいテクニックと表現力で、凄かったのですけど
 物凄く細くて、ちょっとパワー不足だった気がします。
パワーを出そうとほとんど椅子から立ち上がってる状態でフォルテを弾いてて。。
それでも、1人で弾く時はよいけど、コンチェルトとなると、あーもったい!と素人の私が思うほどパワーが足りなかった。。
確かに後ろ姿見ても、パワーの筋肉は見えなかったし。。。

反面、2位になった反田恭平さん。
パワーばっちりです。このショパンコンクールの為に身体を改造したとの話なんですけど。
確かにパワフルでした。
ただ。。

インタビューで、「筋肉を作って、それを全部脂肪に変えてパワーをつけた」とおっしゃっていたのですが。。。
わたしには、その内容が理解出来なかった。。脂肪じゃ弾けないと思うんだけど。。。(笑)

ピアニストの中でパワフルな方の代表が、マルタアルゲリッチ
アルゼンチン出身の女性ピアニスト
80歳。。まだまだ現役です。
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今も魅力的ですが、若い頃もステキ

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写真はどちらもWikipediaから

凄いパワーだけど、当人は
「20%くらいダウンしてる」
80歳て20%しかダウンしてないのも凄いし、今のパワーも凄いし。。

しかもこの方、手術してる。
癌が転移して、生命の危機プラス、筋肉も切るからピアニストとしての危機に直面して。
医師を説得して、ピアニストとして使う筋肉を説明し(説明できるところも凄い)回避してもらった。
機械で切除するところを手で切除して、筋肉も助かったけど小さな癌までみつけたという運の強さ。。。さすがです。

鍛えればパワーが出る。
パワーだけでなく、故障することなく長く弾くことができます。

きっと。。

でも、どうやるの??

これから年を重ねる私としては興味津々です。
先生も色々工夫してるけどやっぱり個人的。
頑張って理論的にやってくださいよー
とお願いしたのですが。
「私がやっても広まりませんよー。有名な人がやれば簡単に広がるんですけどねぇ」
と。。全くやる気がない。。。

誰かやってくれないかなぁ。。

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