デュプレ Jacqueline du Pré
は1945年生まれのイギリスの天才女性チェリストです。
16歳でデビュー
22歳 バレンボイムと結婚
26歳 病気を発症
28歳 引退 後進活動に励む
42歳 死去
主な演奏活動期間は、10年ほど。。
残っている演奏は殆どが20代のものです。
引退したのが1973年ですから、もう40年近く前のことですが。
未だに人気があって、特にエルガーのチェロコンチェルトは、人気が高いです。
エルガーのチェロコンチェルト
www.youtube.com
自由奔放に弾いているような印象を受けますが、きっちり楽譜に忠実に弾いていて。。
激しく弾いているようで、優しい音も美しく響かせて。
今も生きていたら
どんなチェロ を聴かせてくださったか。
本当に惜しまれます。
この方の楽器ですが。
16歳のデビュー前(‼️)に後援者から
1台目の1673年製作の茶色のストラディバリウスを与えられ
デュプレの死後、リンハレルが所有していました。
ちなみにリンハレルがタクシーに置き忘れたのがこの楽器
詳細は過去ログで
o-chancello.net
19歳の時2台目を同じ後援者から与えられ。。
それが
ダヴィドフ ストラディバリウス
84,000ドルだったとか(今は何億円?)
今はヨーヨーマーが所有しています。どうでも良い話ですが、ヨーヨーマーがタクシーに忘れたのはこの楽器ではなくて、モンタニャーマ という名器
ストラディバリのチェロ で現存してるのが64台。
そのうち2台をデュプレが、しかも10代のうちに持っていたとは。。。凄い。。
他にも
フランチェスコ ゴフリラー
セルジオ ペレッソン(夫のバレンボイムがプレゼント)
などなど。。。
こんなに凄い楽器があったら。。
迷ってたでしょうねぇ。
今度はどれ弾こうかなぁって。
ちなみに、ロストロポービッチもストラディバリを2台(ViscontiとDuport)も持っていたようです。
80歳で亡くなっていますし、あれだけの大御所なら当然とも思いますが。
ストラディバリウス以外にも
ジョバンニ・バティスタ・ガダニーニ1783年作
など名器をお持ちで、少しずつ売りに出しているようですが、
20億円と言われるDuport もViscontiもまだ売っていない様子。
この20億円といわれるストラディバリ Duport は
チェリストのデュポールが持っていたことにちなんで、後に名付けられたらしいです。
皇帝だったナポレオンがデュポールからふざけて取り上げて壊してしまったという話があります。なんとか直したもののまだ傷が残ってるとか。ナポレオンが皇帝だったのは19世紀の初めなので、200年ほど前の出来事ですか。。。激しい歴史を乗り越えてきたもんです。
日本人でも
宮田大さんさんが1698年製 A.ストラディヴァリウス“Cholmondeley”(シャモニー?)を借りていらして